【読書感想】習慣が10割 吉井雅之

読書

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わかっていますとも。マザーテレサだってこう言っているじゃありませんか。

「思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。」

ほら、出てきた「習慣」!わかっています、習慣が大事だってこと。本書の著者もこう言います。「過去の言葉や行動、思考など、1つ1つの積み重ねが今の自分を作り上げてきたのです」と。いたたた~!この言葉は刺さりますね・・・。わかっていても、できていないから刺さるのです(涙)

実際、本書で読んだことの多くが、どこかで聞いたことあるような、というようなことでした。でもですね、読んでよかったです。わかっていても、聞いたことがあっても、習慣化できていないことで気に病むことがあるから本書を手に取ったわけなので、たとえ以前聞いたような話であっても、「うんうん、そうだよね」と素直に思えたり、「やっぱりそうなんだ!」と改めて強く認識できたりしました。同じようなことでも言葉が違うだけですっと自分に入ってきやすかったり、記憶に残りやすかったりするもんです。

著者は言います。「人に能力の差はなし。あるのは、習慣の差」だけである。と。
「えぇ!ホント?」と思いますよね。そこを、「そうか!じゃ、私も習慣を大事にすれば、できるようになりたかったことができるようになるんだ!」と、こう思えたらこの本の教えを実践できているということです。
この本では、第一章で「習慣が人生のすべてを決めていること」、第二章で「習慣の正体」、第三章で「習慣化のポイント」、第四章で「脳にアプローチして強力な習慣を作る方法」、第五章で「テーマごとに習慣の作り方」を説明してくれています。

あることを習慣化するためには、ハードルを下げることだとか(「日記を書く」を習慣化したいのなら、しばらくは一行書いただけもOKとするなど)、こういった一歩を踏み出してみて(「ランニング」を習慣化したいなら、「運動着に着替えて外に出る」ことを習慣にしてみるなど)、といったようなHOW TO的なことももちろん書かれているのですが、第四章の脳へのアプローチについての説明がとても有意義に感じました。

脳というのは私たちが思っているよりも素直なんだそうです。「できる」というようなプラスの思考をすれば、脳は素直に騙されてくれるそう。しかも、たとえマイナスの入力をしたとしても、プラスの出力に変換すれば、プラスの潜在意識となって残るそうです。それはたとえば、「あぁ、私には無理」と思ってしまったとしても、声に出して「私はできる」と言ってしまえば、脳は「できる」と思いこむということらしいです。これって、すんごい朗報だと思いませんか?現実的には落ち込むことや全てを悪い方向にしか考えられない日も人生にはありますから、難しいかもしれませんが、それでも、声に出したりする出力をプラスに変換するだけでいいんですよ!出力は例えば、口角をあげるといった表情や、ガッツポーズをするといったことでもよいそうです。なんだか、ちょっぴり信じられないような気もする一方、理にかなっているとも思えます。私たちは成長するにつれ、どこかで自分で自分の脳に思い込ませていたんですよ、「私には〇〇は無理だ」「私は〇〇にはなれない」などと。東大生の中で、親が東大出身者が多いのは、親を見て東大に行くことを特別と認識していない、つまり「自分には無理」と思わないからだそうです。なるほど~。例えばよくオリンピック選手が、目標や場合によっては夢を叶えたその場面をリアルに書き記し、よく目につくところに貼っておく、ということを聞いたりしますが、これも典型的な脳へのプラスの入力です。そう思うとやっぱり理にかなっていますよね。

読み終わって感じたのは、結局はまずはやってみる、つまり「やるかやらないか」。そして、脳をだまし続けて潜在意識を自分の都合の良い方へ持っていけば、行動が変わってくるんではないかと思いました。特に出力=言葉や行動に気をつけようと思いました。たとえ自信がなくても「よし、できる」と声に出して言ってみる。逆にマイナスな言葉はできるだけ発さないようにしよう、とも思います。簡単そうで難しいかもしれないけれど、それくらい意識してやってみることはいつからでも何度でもできるのです。
そして、ひとつ習慣化したいと思っていることを、ハードルを下げてやってみることにします。ある勉強なのですが、毎日テキストを開けばOKとして初めてみます!

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うり子
うり子

早速実践するのみ!やるorやらない、信じるor信じない。全て自分で選択できること!よし、やるぞ!

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