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再読。
のんびり読み進めたため、またまた物語の初めの方の記憶があやふやですが・・・。
ついにギルバートと結婚して二人の新居に越してきたアン。その新居こそが「夢の家」です。
プリンス・エドワード島の全容を把握できていないうえに、ポロポロと読み落としているようで、アヴォンリーからどのくらい離れているのか、よくわからないまま読み終えてしまいました。
新婚で幸せ絶頂期といったアンとギルバートがこの家で出会い、語り合う友人たちがとても魅力的なお話でした。
灯台でひとりで暮らすジム船長、「男のやりそうなことじゃないですか」が口癖のミス・コーネリア、そしてなんといってもレスリー。
幸せ溢れるアンよりも影があるレスリーに多くの人がなんとなく惹きつけられるのではないかと思うほど、本書では大きな存在でした。
もし、自分がレスリーの立場だったら、こんなにキラキラしたアンと友達になれるだろうか、と思わず考えてしまいます。レスリーの中にあったであろうたくさんの嫉妬やどうしようもなく黒い気持ちに思いをはせればはせるほど、全てをさらけ出してアンと親しくなったレスリーが尊く思えます。
幸せいっぱいのアンにも苦難が訪れます。ここについては、意外とページを割いていない気がしましたが、アンの悲しみが底知れず、レスリーやジム船長という貴重な友人たちなしには乗り越えられなかっただろうと想像できました。
運命に束縛されたままかと思われたレスリーに、想像だにしない幸せが訪れ、ジム船長も幸福な最期を迎え、アンとギルバートが夢の家を離れるところで本書は終わります。
アンが愛した夢の家はどんな様子だったのでしょう。再現されたものを見たいような、想像にとどめておきたいような・・・
アンシリーズはまだ続きます。
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アンだけではなく、魅力的な登場人物がなんと多いこと。これこそがアンシリーズの大きな魅力かもしれません。

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