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「50歳になりまして」を読んで、本書を楽しみにまっておりました。図書館で予約し、やっと回ってまいりました。
ついにカナダのバンクーバーに渡った光浦さんの奮闘記でございます。
何でどこでどうして見たかは忘れましたが、語学学校でスイス人女子に、差別意識からか完全に無視されていた話を知っていてたので、そりゃ留学って色々と大変よねぇと思いながら読みましたが、本当に色んなことが日本のようにはいかずに、「ィヤスコゥ、よく頑張ったね~」と心底思いました。
そのスイス人女子の場面では、光浦さんとともに怒りで震えました。無視って一番汚い!と憤慨し、大人な対応=先生にチクった光浦さんを褒めてあげたくなりました。
色んなことが日本のようにはいかない典型例として、住宅不足による賃貸契約のハードルの高さがあるそうなのですが、タレントパワーを使ったれ、ジャパニーズセレブリティだ、と本来カナダでは手放したかったものを利用していくところ、いいですね。ご友人の西加奈子さんもおっしゃっていたそうですが、これまで光浦さんががんばってきた結果手に入れたものなので、使ってなんぼです。
それから、医療機関をそう簡単には受診できないとは、コロナ禍で医療崩壊していたことを勘案したとしても、カナダ、それでいいのか、と思ってしまいました。もちろんホームドクターがいるカナダ人や永住している人はもっと簡単に受診できるようですが、留学生だから、ホームドクターがいないからって、診て欲しい時に診てもらえないんて。なんとかっていう保険のお金も納めているらしいのに、ひどいわ・・・
と、バンクーバーは住みやすいと聞いていたけれど、やっぱり無理。日本がいい、と思いました。それくらい、率直に光浦さんの体験が書いてあります。あ、もちろん、バンクーバーや留学の素晴らしい点も多々ありましたよ!
都会なのに、自然が見近にあったり。あと、えっと、ヘレナのような友達ができたり。それから、えっと・・・
ヘレナは光浦さんがとても親しくなったコロンビア人なのですが、光浦さん、一人でヘレナを訪ねてコロンビアに行ったなんて、尊敬です。空港でWi-Fiにつなぐところからできなくて、周りの人に助けを求めてどうにか乗り越えます。そう、これ!周りの人に助けを求めることができるって本当に大切な力です。
(私は自分の子たちに、困ったときは正しく助けを求める人になってほしいと思っています。自分がそうなれば、自然と人を助けることができる人になるはず。)
最後に、全然英語が上達しないよーーーー!という光浦さんの最大の悩みは、身に沁みました。現地に行って、ネイティブと交流したって、しかもかなり賢い方であろう光浦さんでもそう簡単には英語が攻略できないんだとわかると、私の英語が全然ダメなのは、なんだ当然じゃないかと、気持ちが軽くなりました(笑)
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素晴らしい挑戦に拍手喝采でございます。この歳になって、若い子に差別的態度を取られたり、いい部屋が見つからない〜と嘆いたり、なにより言葉が充分に伝わらないなんて禿げそうな経験、なかなかしたいもんではありません。これからも光浦さんを追っていきたいと思います。


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