暮しの手帖と私

雑記
うり子
うり子

私が暮しの手帖を定期購読し始めて3〜4年くらい経ちます。定期購入のきっかけなどを書いてみようと思います。

きっかけは母のひとことでした。

母

いいこと書いてるわ~。これはいい雑誌ね。あなたも読んでみたら?

私自身はそれまで「ほぼ読んだことない」という状況でしたが、NHK朝の連続テレビ小説の「とと姉ちゃん」を見ていたことと(育休中で見る時間があった。今はそんな時間ない(涙))、息子がよくお世話になった耳鼻科の待合室に置いてあってパラパラと見ていたことが思い出され、読んでみようと思って、今に至ります。

私が定期購入する際、実家の母に届くように設定し、母が読んだ後、母が我が家に来るタイミングで持ってきてくれるという流れなので、私の手元に届くころはもう次の号が発売される時期、ということもよくあります。少し季節感がズレることもあるけれど、元々ゆっくり読むと決めて購入している雑誌なので、オールオッケー👌

問題は、私の本棚に溜まってゆくこと・・・。狭い本棚のスペースを占領されるのは大変困るのだけれど、なぜか棄てられない・・・。だって、内容がやっぱり良いんだもの。

話を戻して・・・

ご存知の通り、暮しの手帖には広告が一切ありません。それって雑誌を作り上げるのに相当な努力と工夫が必要なんだなと、ドラマを見ていて思った記憶があります。

そして、広告がないからこそ、という面もあると思うけれど、文字数が多いです。

前半の特集は、興味のあるものは読み込むけれど、例えばレシピの細かいところや、手芸の作り方などは、ざっと目を通すに留めて、後半の「家庭学校」、「読者の手帖」や「随筆」をじっくり読みます。このへんの毎号ある企画は、すごく好き。だから、毎号、読み終わるのに、結構な時間がかかります。いつも複数の本を読んでいるので、暮しの手帖が届くと、嬉しさと、また読書時間がカツカツになるぞという悲鳴とがいっぺんに来ます。毎号届くたびに飽きずにそうなります。

毎号必ずなんだかんだ心が動くページがあります。「家庭学校」なんてウルウルしてしまう読み物も多々あります。

それこそ、毎号表紙裏に書いてある言葉のとおり、「すぐには役に立たないように見えても やがて こころの底ふかく沈んで・・・」ってやつです。

暮しの手帖を読みだして、丁寧な暮らしができるようになったとか目に見える変化があるわけではないけれど、日々の暮らしに対する愛おしさ、感謝が素直に感じられるようになり、心が豊かになったと思います。

一時期、働くお母さんの時短家事とか、スーパー主婦の丁寧な暮らしとか、そういう系統の書籍を読み漁ったことがあります。はぁ、と感嘆のため息をもらし、真似をしては挫折し・・・を繰り返し、その系統の書籍を読むことはパタリとやめてしまいました。ためになることも多かったけれど、やはり自分軸をしっかり持って、自分の価値観で自分の暮らしを作ろうと思った結果、それらの書籍はもう必要なかったんだな、と今になって思います。

今は、暮しの手帖を読み続けていて、暮らしにまつわるあれこれについて知ったり読んだりするには、これが一番しっくりくる、と思っています。フィットするってやつですね。

時短家事とかスーパー主婦とかとは全く違う次元で、暮らしに関するあれこれを、そっと「ちょっと聞いてよ」という感じで伝えてくれる、心地の良い雑誌です。

うり子
うり子

「読むこと」が好きな人には結構ハマる雑誌じゃないかな~と思っています。

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