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だいぶ前に図書館で予約していたものがやっと回ってきた。今となっては何をきっかけに予約したのかも失念・・・
本書は、有名なビジネス書。タイムマネジメント的でもあり、自己啓発のような内容でもあった。
エッセンシャル思考を端的に表現すると、「より少なく、より良く」。
エッセンシャル思考を実行するために必要なものをシンプルに表現すると、「選択と集中」。
しなきゃいけないと思い込んでいる様々なことでがんじがらめになって身動きできなくなっている人、そしてその様々なタスクに振り回されてひとつひとつのパフォーマンスが落ちていると感じている人などにとっては、とても腹落ちする内容だと思う。
本書で論じられていることは万人にとってわかりやすく(翻訳本にしては読みやすいし)、実行しようと思えば個人の意思ですぐにでも実行できるという点で、非常に人気のある本であることが納得できた。
全体を通して、どの主張もなんとなくどこかで聞いたことのあるような内容な気がするけれど、これは記憶力のない私の問題であるような気がする・・・
あれこれ手を出さないために、まずしっかり思考して、取捨選択し、優先順位をつけて・・・
確かに、仕事ではこういったことをしないと本当に成し遂げたいことができないのかもしれない。取捨選択するということは、「捨てる」とか「断る」とか「途中でやめる」という勇気も大事ということ。また、そういった決断をできるようになるためにも、集中して考える時間を意図的に作り出す必要があるというポイントも、日々あわただしく過ごしているからこそ、なるほど、と思った。
その他にも、この情報過多の時代に、ほとんどがノイズっていうのは頭に入れておいていいかも。多くの人が知らなくていいことに振り回されているような気がするので、この主張には大賛成。
また、睡眠の大切さを強調されてるところも良かった。私も本当は8時間寝たい。睡眠時間が6時間きっていたころは調子悪く、やっと最近6時間確保できるようになったところなので、自分の行動が肯定されたようで嬉しかった。
おそらく多くの人がエッセンシャル思考と非エッセンシャル思考とがごちゃごちゃになって毎日を送っているんだろうと思う。それをできるだけエッセンシャル思考に近づけていくことが効率的な仕事などにつながるということだろう。まずは意識することかな。
逆にプライベートで、例えば趣味においてなどは、非エッセンシャル思考で、無駄でもたくさん手を出し、回り道をして楽しむのも良いと思う。
こういう本は全てそう言えるかもしれないが、新しく学んだ考え方をどう自分軸に落とし込むか、そして実践するかが大事。読みっぱなしにならないよう、このエッセンシャル思考を意識していこう。
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特に仕事において、意識的に「エッセンシャル思考」ができる場面が増えてくるといいな、と感じました。それでも、大事なのは「自分軸」だと思っています。
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