【読書感想】ハリーポッターと秘密の部屋(2) J.K.ローリング

読書

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うーん、おもしろい!とてもおもしろかった! J・K・ローリング、すごい!

前作は第一作目で、読者は、ハリーと共に魔法の世界ってどんな感じ?とわくわくしながら新しい世界へ足を踏み入れることのできる傑作だった。今作は二作目。ハリーはホグワーツ魔法魔術学校の2年生になるので、前作のような新鮮なわくわく感は得られないだろうと思っていたけれど、予想を裏切る面白さだった。

休暇中にダーズリー一家に監禁され、最低限の食べ物しか与えられていなかった惨めなハリーを救いにきたヒーローは親友ロン。しかも空飛ぶ車で!これが、わくわくしないでいられるはずがない。それから残りの休暇をウィーズリー家で過ごすことができたハリーは、魔法使い一族の暮らしを垣間見る。暖炉からダイアゴン横町へ飛行したり、「まぁ、なんという子どものような想像力!」と、私はハリーと一緒にわくわくドキドキしっぱなしだった。

待ちに待ったホグワーツでの新学期が始まると、休暇中に屋敷しもべ妖精のドビーが警告したとおり、不穏な事件がホグワーツ全体を暗く覆い、ついには先生たちを含むホグワーツの全員を恐怖に陥れる。
それに対する、ハリー、ロン、ハーマイオニーの勇敢なことよ!この三人の勇敢さは、正義感と思いやりの心と好奇心とでさらにパワーアップしていて、読んでいて胸がスカッとする思いだった。

物語を追うごとに、色んなことがうまい具合に回収されていく。消えた空飛ぶ車、ハリーにだけ聞こえる声の謎、みんなが気になっていたハグリッドの過去、ドビーの忠告、ハリーがずっと気にしていた組分け帽子のこと、などなど。なんというかサラっときちんとつながっていてお見事、という感じ。モヤモヤが残らない。

ギルデロイ先生にはやれやれという感じだし、マルフォイ親子は「キーーーー!」と心底憎たらしく思うけれど、登場人物としては鮮やかに生き生きと心に残る。

そうか、最終作の第七巻までこうやってヴォルデモート卿は姿形を変えてハリーを消そうとしてくるのだな、と予想しつつ次作へ。予想が外れても当たっても面白そうで期待大!

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うり子
うり子

第2巻で早くもハリーポッター人気の理由がよくわかりました。この後もこんなにワクワクさせてくれる物語が続くのか、それとも「そうねぇ、2巻がピークだったかなぁ」なんてことになるのか、とても楽しみです!

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