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毎度のごとくダーズリーー家での虚しい休暇生活から始まるハリー・ポッターシリーズ第4弾。上下巻に分かれており、覚悟して読み始める(笑)
ダーズリー一家の嫌がらせにも、今回は少し大きな心で読める。なんといっても、あのシリウス・ブラックがハリーの名付け親で、離れてはいてもハリーを気にかけていることがわかっているから!
さて、今回は休暇中にクィディッチのワールドカップが開かれる。ハリーは、もちろんロンの家族とハーマイオニーと一緒に観戦することができた。アイルランド対ブルガリア・・・そういえば、これまでも他国が話題になったことはあるし、魔法使いがイギリスだけにしかいないというわけでもないよなぁ、なんてぼんやりと思っていると、今作は魔法界が国境を越えていく。
休暇が終わってホグワーツに戻ったハリーたちを待ち受けていたのは、約100年ぶりに三大魔法学校対抗戦が行われるというビッグニュース!そして、ホグワーツにやってきたのは、(おそらく外国の)ダームストラング校と、ボーバトン校の2校の代表選手たち。その中から、各校ひとりずつ代表を選ぶのがタイトルにある「炎のゴブレット」。う~ん、よくできたファンタジーだ。
ハリーもホグワーツの代表になりたいとかすかに願ってみるも、年齢制限があるということで、完全に観客として楽しむことにしていたら、なんと各校代表選手3名に加え、4人目の代表としてハリーが選ばれ・・・
さぁ、これは誰によって工作されたものか、ヴォルデモートの支配下で動いているのは誰か。
ハリーが意図せず代表となってしまったことで、ホグワーツの仲間でさえ不快な態度をとってきたが、ハリーにとって一番辛かったことは、ロンがハリーを信じてくれなかったこと。
そんな中でハリーが頼れるのは、ハーマイオニーだけかと思っていたが、シリウスやハグリットの他にも今学期から「闇の魔術に対する防衛術」の教師となったマッド-アイもとても信頼を置ける先生のようで、読者としてはホッとするところだ。
そしていよいよ始まった、第一の課題。
ハリーは信頼をおける人たちの力添えもあり、見事課題をクリア。そして、ロンとも仲直りでき・・・・
というところで下巻に続く。
プロローグ、クィディッチのワールドカップ、ハーマイオニーが声を上げた屋敷しもべ妖精の問題、魔法省職員の行方不明、マッド-アイの就任、怪しいカルカロフとクラウチ氏、クィディッチのブルガリア代表チームのシーカーを務めるビクトール・クラム・・・
伏線がたくさん張られた気がする。前作までよりテンポが遅く、ダラダラとしたところもあったけれど、それはたくさんの伏線のためだと思う。確信はないけれど、そう思って下巻を楽しみに読了しました。すぐに下巻を読みたいと思います!
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ホグワーツのような魔法学校が他にもあったんですね~。魔法の世界がより広がってワクワクします!若い頃のように時間を気にせず一気に読み進めたいのに、なかなか時間が取れなくてもどかしいです💦ゆっくりじんわりと楽しんでいきます。
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