【読書感想】起業は1冊のノートから始めなさい 上野光男夫

読書

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タイトルが「〇〇〇しなさい」タイプの本は、独断と偏見で毛嫌いしているのですが、この本は思わず手に取ってしまいました。
こんな私でもノートに書き続けることで起業できるかも!と安直に思ったためです。

結論、私は起業したいわけじゃないんだと思いました。細々とサラリーマンをしながら、もっと時間が欲しいんです。起業したいわけじゃないんです。
えぇ、本書に非は全くありません。ただ、やはりそんな覚悟ができないと悟ったということです。

完全に個人の心の内を恥ずかしげもなく吐露してしまったところで、本書のレビューです。

本書が言っていることはとてもシンプルです。起業の準備段階において、きちんと手書きで(ここ大事です)ノートにメモをしていきなさい、そうすれば、起業の準備も整うし、起業後にも役に立ちますよ、と。
そこで、どんなことをノートにメモしていけば良いか、初めのアイデア出しから、融資を受けるような最終的な段階まで、各段階におけるメモすべき内容をアドバイスしている、といった本でした。
ノートに書いていくべき内容は、目新しいものはさほどなく、起業するなら必要だよね、それくらい考えないとね、と思うようなことが多かったけれど、やはり、著者が言うように、「きちんとノートに書く」がいかに大事かは伝わってくる内容となっていました。考えるだけでは、所詮想像に過ぎず、次の行動につながらない。書き出すことで、実現への可能性がより大きくなるのだな、と感じました。
逆に、私のように、全く起業を考えていない人でも、素直に書いていくことで、もしかしたらもしかするかも、なんていうふうにも思いました。

起業に限らないけれど、書き出すことは、頭と心の棚卸のような作業かもしれません。

特に起業を考える人は一読して決して損はない本だと思います。

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うり子
うり子

起業は全く考えない私ですが、それでも、実現可能かどうかを無視した「あんなこと」や「こんなこと」をやってみたいな、とたまにぼやーと考えます。こういうことを本書に従って素直にノートに書きだしてみると、何かできるかもしれない、と思いました。なんか勇気が出てきました。とりあえず、ノートを一冊買ってみようと思います。四の五の言わずに素直にやってみる。「素直さ」も大事です!

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