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母から借りた本です。あまりに取っ散らかっている我が家や、ドタバタの私の生活を見るに見かねて、参考書として貸してくれたのかもしれません(笑)
以前、山崎さんの「帰りたくなる家」も読んだことがあり、私も母も、山崎さんの「スーパー主婦」ぶりやお人柄が好きです。
雑誌「婦人之友」を創刊した羽仁もと子の「家庭は簡素に 社会へは豊かに」という言葉を実践されている、お手本のような山崎さん。
その「婦人之友」愛読者たちが集う(?)「友の会」でも大変活躍され、”スーパー主婦”としてメディアにも取り上げられるような方ですが、本書を読んで、さらに「まさしくスーパー主婦だな」、と思いました。
本書では、生活の工夫、収納のあれこれだけではなく、家計簿についてもふれていて、「数字はうそをつかない」に深く納得。私自身、山崎さんほど項目・費目を細かく分けていないけれど、家計簿はきちんとつけるようにしていて、たかが家計簿、されど家計簿と思っています。家計簿をつけていると、ぼやーとしていた生活の不満や将来の不安など、見えてくるものがあります。ただし、自分に合った家計管理をしないと苦痛で仕方ないので、山崎さんのように、みんながみんな羽仁もと子考案の家計簿をつけるべき、とは思いません。あ、山崎さんも、それを薦めているわけでも、友の会への加入を強制してるわけでもないですよ!
ぜひとも、みなさん、自分に合った方法で家計管理をしてみてください。と、山崎さんは言っているんだと思います。
最近よくSNSで見るようなキラキラした部屋の様子や、見かけがとても綺麗な収納や、すごく手際のよい家事、といったものが掲載されているわけではないですが、地に足がついた生活といったらなんとなく変だけれど、落ち着いた山崎さんの生活に、「こういう生活を送っていって、歳をとっていきたいな」と思いました。
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料理も家の整理整頓も家計管理も結局は自分が心地良いところに落ち着けばよいと思います。そのためにも他の人の方法が参考になることもたくさんありますが、あまり人のことばかりを追いすぎるのもダメ。バランスですね。久々にこの手の本を読んでみてとても興味深かったです。
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