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「10品を繰り返し作りましょう」を読んで、「師匠!」と思いたくなったウー・ウェンさんについてもっと知りたくなったので、読んでみました。
本書では料理のことだけでなく、ウーさんの生き方・暮らし方・考え方がわかります。
ウーさんは、”この歳になったからこそわかった”というようなことや、”この歳になってどんどん人生が楽しくなってきた”というようなことを書かれていました(文言は正確じゃないかもしれませんが)。こうやって物も考え方もシンプルにできたのは「年の功」が大きいのかもしれませんが、やはり根底には、自分軸がしっかりしていて、自分で見て感じて考えながら暮らしを営んできた方だからこそ本書に綴れるようなウーさんの考え方があるのだと思う。そのことに、本当に、尊敬の念を抱く。
こういった書籍は、著者がこうしているからこうしよう、著者があれを持ってるから私も買おうではなく、(もちろん真似をして自分の暮らしが良くなるところは真似をしたらいいのだけれど、)考え方を感じ取るととても意義があるな、と思う。
さらっと書かれているけれど、中国人として日本で子供を生み育てることは(特に旦那さんと死別してからは)、並大抵の苦労ではなかったはず。ウーさんのお母さんのお話がよく出てくるように、たくさんの素晴らしい教えをお母さんからもらって、ウーさん自身の強い生きる力でここまでこられたんだなと思う。
人生の先輩方はたくましいですね。
よし、がんばろう、と思えました。
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うり子
この手の本にありがちな、丁寧な暮らしすごいなー(私には無理)、よく工夫してるなー、良いものをたくさん知ってるなー、という感じではなく、なんだかとても元気をもらえるような本でした。こんな感じにパワフルに歳を重ねていきたい!
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