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これ、以前表紙の絵の可愛さに惹かれて買ったことがあるんです。装丁買いですね。それで、きちんと読了して、ふんふん「ちょっとスピリチュアルだけどいいこと書いてるじゃない」と思った記憶があるのです。そしてある時、イラストレーターの本田亮さんの絵を目にして、「あ、あの本の絵だ!」と思って、本棚を探したんです。そしたら、この本がないんです。あ、じゃあ中古本としてメルカリに出したのかな、と思ったのですが、記録がないんです。その他にも売った可能性のあるサイトの履歴を見ても、見つからず。最後の可能性としては母が借りていったということになるのですが、ここはあえてミステリーとして残しておこうと(母に聞くと話がすんなりいかなそうでめんどくさい笑)、そのままにしておいたのですが、ないとなると欲しくなるもの。人間の欲ってまったく・・・特に本田亮さんの絵がすごくいいなと思ったので、シリーズ三冊大人買いしました(大した大人買いではない)。
・愛のエネルギー家事
・愛のエネルギー家事 すてきメモ303選
・愛のエネルギー家事 めぐるお金と幸せ
この三冊の感想をまとめて書こうと思い、ペンを取りました(言い回しよ。「PCに向かいました」でいいやろ)。
感想をと言いつつ、さっそく脇道に逸れますが、三冊ともイラストを担当されたのが、先ほどから筆者の名前を差し置いて出てきている本田亮さんなのですが、イギリスはニューカッスルに住んでいたことがあるそうで、どうりで、ちょっと西洋チックなオシャレな絵(特におうちの中の絵)を描かれるんです。しかも、なんだかすっごくあたたかい絵なんです。本当に、この本田さんの絵が目についたから本書を買ったと言っても過言ではありません。今度はきちんと三冊とも本棚にキープ、です。これで私の本棚もオシャレになるってもんです。
さて、本シリーズについて。先ほどもちょっと言葉が出てきましたが、ちょっとスピリチュアルなところがあるのは否めません。著者の加茂谷真紀さんは、「40歳を過ぎたころから、右手で人や物の持つエネルギーを感じ取るようになった」そうで、そこだけをこうやって切り取ってしまうと途端になんだか信じられない気がしてくるのですが、三冊通して読んでみると、なんとやさしい、愛にあふれた考え方をできる人なのだろうと感嘆してしまいます。なんども言うように、人によってはスピリチュアルすぎると感じると思うし、同じ人でも読む時期によってはなんかこう素直に読めないことがありそうな本だとは感じます。例えば、あまりにも心がすさんでいる時なんかに本書を読むと、「こんなことで人生がうまくいくなら誰も困らないよ」とひねくれて思ってしまう可能性もあるな、と思います。それくらい全てのことに「愛」を満たそうとする考え方ですし、「愛」が全ての精神論のようなものだった気がします。「精神論」というと、「またまたぁ」となりそうですが、人間として生き方、暮らし方を考えていくと自然と「精神論」的なものになるので、必然といえば必然ですが。
たとえば、疲れ切った仕事帰りに花を買ってみて、家で花瓶に生けてみたら、とりあえず心が落ち着いた、みたいな事は誰にでもあると思います。要はそういうことです(全然説明になっていない)。こんなふうな提案をたくさんしてくれているのが本シリーズということです。
先ほど、「読む時期によっては素直に読めないかも」と書きましたが、逆に、人によっては、または読む時期によってはすごく励まされる一冊にもなりうると思います。それくらいやさしい。みんなにやさしい言葉をかけてくれる本でした。誰一人として否定しない、そんな著者の姿勢がやさしい文章となって言葉となって、心を満たしてくれる本です。
二冊目の「すてきメモ303選」は、ひとつずつ読んでそのメモが自分の中に積み重なっていくうちに、「そうか、こうあるべき、こうでないといけない、という考えを捨てて、ありのままでいいんだ」と思えてきます。著者は何度か「時代は変わってきています」と書いています。古いしきたり、古い考え、こうあるべきという押しつけ、そういうことが自分と合わないと感じるのであれば、気にしなくていいんだ、と。私たちは思っている以上に「こうあるべき」に縛られているのかもしれないし、思っている以上にそれらを手放して良い、」ある意味では良い時代にいるのかもしれないと感じました。生活のふとした機会にパラパラとめくりたい、そんな本でした。
三冊目の「めぐるお金と幸せ」では、タイトル通りお金のことについて書かれているのですが、近年「老後の蓄え」だとかなんとかで、貯蓄に必死になっている界隈にぜひ聞いてほしい、「お金をめぐらすことの大切さ」が強調されていたように思います。体が新陳代謝するように、お金も、自分さえ良ければ、とため込むばかりでなく、感謝や寄付という形で手放してめぐらせないといけないな、と改めて思いました。
三冊を通して、物を大切にしたり、休むべき時は休んでなど「本質的なこと」が書かれていて、読みながらその「本質的なこと」が、今、けっこうおろそかになってしまっていないかと、自分自身を省みても思ったのでありました。
三冊シリーズ、全て読んで良かったです。しつこいようですが、とにかくやさしい。読んでいるうちにトゲトゲした心や、イライラや他人への攻撃的な気持ちがスーと消えていきます。
日々の暮らしの中で、折に触れて繰り返し読みたいシリーズとなりました。
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こんなふうに、全方位にやさしくなりたい。


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