【読書感想】「具体⇄抽象」トレーニング 思考力が飛躍的にアップする29問 細谷功

読書

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「メモの魔力」(前田 裕二著)を読んで、抽象化の重要性をより感じたので、「具体と抽象 世界が変わって見える知性のしくみ」(細谷 功著)を再読してみました。すると前回よりスルスルっと理解できた気がしたので、さらに深めようと思って本書を手に取ってみました。

もうすでに抽象化の重要性や、抽象と具体を往復する必要性、抽象と具体の違いによるコミュニケーションの困難さなどは一通り理解できているつもりで読んだので、タイトル通り、トレーニングするつもりで読んでみました。が、やはり頭で理解している(理解したつもり)のと、実践は違うということを痛感しました。例題をみると、ほんの少しですが、脳が考えるのを拒否しました。まだ抽象化するということに慣れていないということですね。
ただ、著者がいうところの、具体と抽象はマジックミラーの関係にある、つまり、具体の側からは抽象側は見えないけれど、一度抽象が見えた人は具体と抽象のどちらも見えるという表現でいくと、「あ、ちょっと抽象の世界が見えたかも」と思えました。私にしてはかなりの手ごたえです。本当に一度見えてしまうと不思議なもので、仕事などでも「あぁ、あの人はいつも具体のところでグチグチいっているから、話が長いんだ」とか「具体ばかりを議論するから打ち合わせがなかなか終わらないんだ」と気づくようになりました。もちろん、具体を話し合うのが悪いわけではなく、「目的」を明らかにして話し合うことが大事なのだということもわかりました。「今日は具体的に○○を話し合います」なら、具体レベルでどんどん話していいし、「今日は△△について、概要をまとめよう」となれば、抽象レベルでの話し合いが必要になります。

全ての例題に解説があるわけではないのですが(特に応用問題)、解説があるものは、「ほー!抽象化しちゃうとそこまでいけるのかと!」と思うほど、例題と全く違う事象の間に共通点が見えてきて面白かったです。こういったことが自分の頭でできるようになることが当面の目標です。
前よりは抽象についてわかってきたとはいえ、抽象にももちろんレベルがあるわけで、より具体から遠いところにあるような抽象化にはまだまだほど遠いと実感しました。
本来はもっと読む手を止めて、ひとつひとつの例題を自分で考えるべきでしたが、読み終わることを優先にしてしまい、例題にきちんと取り組めていないので、再読必至です!
「AIに使われる」人間ではなく、「AIを使える」人間になるべく、能動的に思考力を高めるトレーニングを継続するぞ、と心に誓いました。よい刺激となった読書でした。

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うり子
うり子

抽象化という方法がわかって、具体と抽象の往復で物事をとらえられるようになると、具体でしか見てなかった世界は、2倍どころかそれ以上に広がるのではないかと思いました。また、私の唯一の趣味である読書においても、特にフィクションやファンタジーで、この抽象化の考え方ができるとより読書が楽しめるような気がします。

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