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料理本を紹介する本。料理をするのは苦手だけど、料理本をパラパラめくるのは大好きなので、こんな本があるんだ!面白そう!と思って飛びつきました。表紙がなんだか妙にそそられます。
著者はフードスタイリストの高橋みどりさん。フードスタイリストって実際どんな仕事をする人たちかよくわからなかったけど、なるほど、料理家さんたちと料理本を作っていく仕事もするんですね。
いやぁ、自分のことを「料理本好き」だと思っていましたが、高橋さんの足元にも及ばないことがわかりました。紹介されている本の99%知らない本でした。というのも、今流行りの本や、今有名な料理家さんの本だけでなく、古い本もたくさん紹介されているのです!骨董市で掘り当てることもあるそうです。すごいな~、本当に好きなんだな~となんだか読んでいてい幸せになる本でした。また、高橋さんの堅苦しくない自然体の文章が心地よかったです。
料理本を作っていくにあたって、丁寧に工程ごとの写真をつけて、誰にでも作れるような料理本を作るのか。はたまた、あまり写真や細かい指示は載せずに、作る人の想像力を掻き立てるような料理本を作るのか。というような葛藤などもちょこっと書いてあって、ほぅ、と興味深かったです。私はどっちも読みたいな、と思ったり。
それにしても、料理家にしてもフードスタイリストにしてもやっぱりみんな美味しいものが大好きで、食いしん坊ですね。東に美味しいものがあると聞けば飛んでいき、西に・・・・といった感じでしょうか。私は、いくら美味しいと評判のお店を知ったところで、遠い、とかわざわざ出かけたくない、とかどうでもいい理由をあげて結局行かないので、こりゃ、料理上手にはほど遠いわ、と思った次第です。
楽しく読み終えました!
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やはり、これ、表紙がとても良いですね!本好きとしては、読みたくてうずうずする表紙になっています。レシピもあるので、料理好きにはおススメです!
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