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本当に世の中には信じられないようなスーパーウーマンがいるものですね。そういう人たちの話を聞く(本を読む)のが大好きです。自分は絶対にそっち側に行けないから。
まだ幼い子ども二人を抱えて、配偶者を基本的には日本に残し、その国の言葉も操れないのに、外国でのポジションに応募するなんて。しかも採用されてしまうなんて。
とにかくすごいの一言。
目の回るほどの忙しさと、慣れない環境と、様々な手続きに追われていただろうに、どうしてこんな文章を仕上げられるほどに記録に残すことができたのでしょうか。
朴さんは日本生まれの在日コリアンとのこと。お父さんが韓国人、お母さんが日本人だそうです。そういった境遇もあってか、日本でとても息苦しさを感じていたそう。
飛び出した先、ヘルシンキでの教育現場の先生方の、日本とは違う視点からの子どもへの「教育」はとても興味深かったです。何かにつけ「そうくるか!」と思いました。全てがあちらの方が良いということは決してないのですが、学ぶべきことは多そうだと感じました。
それだけに限らず、「コロナ禍」での国の政策や、「移民」のこと、「マイナンバー」のこと、「幸福度」の日本との比較についてなど、さすが学者さん、というような手法で、理路整然と考えを述べておられ、大変勉強になりました。
お子さんが関わる教育のお話の割合が多いですが、その他の話題も豊富なので、飽きずに読み続けられました。たとえば、このままでは自分は子どもたちにとっていわゆる「毒親」になってしまうんじゃないかといった個人的な悩みから(ちなみに、このあたりの文章、子を持つ親として本当に良い学びになります)、フィンランドと日本とのさまざま点における比較まで、全てにおいてフラットで客観的な姿勢でその問題に取り組んでいる、調べているというところが印象的でした。
続編のあるとのこと。続編も読むつもりです。楽しみです。
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読んでいる途中にはあれもこれもレビューに書きたいと思っていたのですが、わりと盛り沢山で、読了後はまとめることができずに、こんな簡単なレビューになってしまいました。「この本良いよ!」が伝わらないレビューが一番情けない・・・

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