【読書感想】さみしい夜のページをめくれ 古賀史健

読書

ブクログに投稿した感想をこのブログにも載せています。

私の本棚はこちら。良かったら寄って行ってください。

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「さみしい夜は」ではなく、「さみしい夜の」なんだな、などと思いながら読み始めました。

前作はカニのおじさんに「書くこと」を勧められたタコジローですが、今作では、占い師ヒトデさんに、「読むこと」を勧められます。作者が読者に伝わりやすいように、ただの教養本にならないように物語にしてこれらを伝えてくれようとしているのはよくわかるのですが、あまり設定に馴染めなくて、タコだとイカだとか、ええぃ、わかりにくい、と内心思っているのですが、二作目になり、少し慣れてきました(ただただ私が海洋生物に疎いのかも)。

前作からの引き続きで、「書くこと」そして、書いた「それ」を読むことについて書かれているのかな、となんとなく思っていたので、たくさんの本が出てきて、読書のすすめか、これは、と気づいて興奮しました(変態)。そう、たくさんの本が紹介されているのです。それぞれの本の一文目が並んでいる見開き3ページほどのところは楽しかったですよ。読んでいない本がほとんどで、私もまだまだだと思いました。気になる本がたくさんでした。

TVやYouTube、ゲームと違って、読書は能動的で、孤独にならないとできなくて、孤独だからこそ本を通して世界とつながることができる。

本当にそう。
私は、学生時代は読書をする方ではなく、趣味は読書です、と言えるようになったのは、子どもが生まれてからです。読書をすることで「自分の時間」を確保しているような気もしますし、ただ単に読書の楽しさを知っただけなのかもしれません。読書歴が浅いからか、とにかくまだまだ読みたい本がたくさんあります。一冊の本を読み終わる間にまた三冊読みたい本が増えている、みたいな状況です。現実的ではないのは重々承知ですが、仕事なんてせずにしばらくひたすら本を読む生活をしたいと夢みたりします。

話が感想からだいぶ逸れました。
「なんで勉強なんてしなくちゃいけないんだ」というタコジローの思春期ならではの疑問が、「本を読むこと」につながった時は、なるほど~と思いましたが、ド直球でその疑問を投げかけるタコジローに、簡単に他人に答えを求めるな、と一瞬思いましたが、それではこの本は成り立ちませんので、そこはスルーしましょう。

「カルチベート」。情けないことに知りませんでした。良い言葉を知ることができました。「カルチベート」を自分なりに咀嚼するタコジローに影響されつつ我が身を省みると、確かに、自分の過去を振り返って、何となくモヤモヤとして満足感がないのは、「やった」とか「やりきった」という思いがなかった時期のような気がします。

ヒトデさんが、サワラモトさんの明るさについて話すところは、本書のメインテーマではないかもしれませんが、ちょっと感動しました。こういうふうにわかってくれる人が周りにいることで、どれだけサワラモトさんがサワラモトさんらしくいられることか。明るさは彼女の強さの象徴だったのですね。

さて、ヒトデさんが言うように、年齢と同じ数だけ、自分にとって大切な、自分を構成するような本があるかな。あるようなないような。自分の本棚を整理したくなりました。

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うり子
うり子

この”つぶやき”を書いている今、もうすでに本書の内容を忘れかけていましたが、レビューを読み直して、サワラモトさんのエピソードに感動したことを思い出しました(そこ〜?!)。そして、読書はなんと素晴らしいんだと、またひとり興奮しました。

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