【読書感想】ピスタチオ 梨木香歩

読書

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以前読んだ「沼地のある森を抜けて」 のような難解さを感じましたが、この小説は何か大きな力が働いて、ひとつの大きな流れのように物語が進んでいったので、わかったような気にもなりました。
知人である片山の死から始まり、アフリカの大地に根を張るピスタチオに至るまでの大きな流れがきちんとみえましたが、ダバとかジンナジュとか、やはりアフリカでの色々がどうしても私にとっては難解でした。たとえば、当初のガイドさんマティに起こったことはよくわからなかったです。最後まで戻ってこないし。彼も何かに導かれてダンデュバラのところへ行ったということでしょうか。

とにかく、私にはわかったようなわからなかったようなこの作品がもう「梨木香歩さんそのもの」だったような気がしました。主人公が物語を何かに突き動かされるようにして書きたいと思うその描写や、いつも梨木作品に感じる、死者への弔い以上の何かなどなど。「あぁ、梨木香歩さんだなぁ」と思う場面や文章がたくさんありました。
特に「死者が納得できる物語を」、というのがすごく梨木さんらしくて、そして生きるとか死ぬとかってそういうことかも、と素直に思えました。

いつか、もう少し、理解できるようになりたいと思う作品でした。

ところで私の中の梨木香歩ベストは「春になったら莓を摘みに」「村田エフェンディ滞土録」「 西の魔女が死んだ」なのですが(現時点で)、梨木香歩さんが好きな人がどの作品が好きなのか、そこまで好きでない人はどの作品が良いと思うのか知りたいと思いました。

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うり子
うり子

あぁ、私には難解過ぎる、無理かも、梨木香歩さん・・・と思ってもやはり読み続けてしまいます。やはり素晴らしい作家さんです。

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